2013年11月28日

仕事が無いなら家に帰ればいいじゃない


 今日、こんな事があった。
 自分の近くの席で自分とは別のプロジェクトの作業をしている人がいるんだけど、どうやら客先の都合かなんかで、今日の午後から明日にかけて、できる作業が無くなったらしい。
で、それを聞いた管理者は、「それは由々しき事態だ」とばかりに社内の方々に当たって、何か今日明日できる作業は無いか、と聞いてまわっていた。


 こういうケースは今までにも度々あったんだけど、個人的には無理して仕事を作らなくても、「必要な仕事が無いなら帰ればいいのに」と思う。
 「業務知識の無い部外者も十分な生産性を出せる作業があって、且つ人手が足りていない」ようなプロジェクトが都合よくあった場合はともかく、プロジェクト上の知識を持っていない部外者が、1日2日程度突発的に作業に入ったところで、出せる生産性は非常に限られる。
 中には無理やり作り出したような、「本当にそれをする意味あんの?」と言いたくなるような作業を割り当てられるパターンもあった。
 基本的には、こういう場合は早退や休日を認めたほうがいいと思う。


 こういう背景には、「他の人が仕事しているのに、一部の人だけ帰るのはおかしい」という非生産的な考えが根底にあるような気がする。
日本人は「辛い思いをしている人がいるなら、同じようにみんなで辛い思いをしよう」という考えが大好きだ。こういう間抜けな考えが、「思いやり」や「分かち合い」みたいなきれいな言葉で飾られて美徳とされている。
 これは東日本大震災の時に、日本中が節電を叫んでいた事からもわかる(西日本と東日本では電源周波数の違いもあり、被災地へ送電できる電量は非常に少なく、西日本で節電する意味は無い)。

 こういった考えに沿って誰も得しない作業を無理に割り当てるよりも、「仕事の無い人は帰りましょう」としたほうがはるかに生産的だ。

 その理由のひとつが、「効率」を意識するようになる事だ。
正直言って、無理やりにでも仕事を割り当てられるような状況では、意識して仕事の効率を高めるメリットがほとんどない。
それは「脱社蓄ブログ」の以下の記事にも書いてある。

 脱社蓄ブログ:会社組織における業務効率化の限界について
 http://dennou-kurage.hatenablog.com/entry/2013/02/15/211141


 ところが、「仕事が無くなれば帰れる」という環境があれば、仕事を効率化して、スケジュールを前倒しで終わらせる事に対してメリットが発生する。
そういう状況下なら、時間あたりの生産性は確実に上がる。空いた時間で従業員は休みをとれるし、プロジェクトとしても問題が起きた時のバッファーもとれる。
どう考えてもこっちの方が、みんなが得をする選択なのは間違いない。

 誰もが「みんなで損をしよう」というくだらない考えを美徳として思考停止してしまっているので、実際に何が利益をもたらして何が害をもたらしているのか全く見えていない。

 作業が無くなったら、家に帰ればいい。
 楽できる状況にある人がどんどん楽をする事を認めていかないと、お互いに首をしめあってモチベーションと生産性は下がっていくばかりだ。

posted by ryo4071 at 17:35| Comment(0) | 会社 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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