2013年11月14日

仕事は「楽しさの先行投資」

 何年か前、会社でセミナーを受けさせられた事がある。
確か、上司と、先輩数人と、同僚数人とで行った気がする。
 自己啓発系のセミナーだったんだけど、こんな出題があった。

※以下の項目の中で、あなたが重要だと思う順で、1位〜3位まで順位をつけてください。

・お金
・仕事
・趣味
・楽しむこと
・自己実現
・健康
・友情
・成長



 細かい部分はうろ覚えなので、選択肢は正確じゃないけど、だいたいこんな感じだったと思う。

 で、この設問に対して疑問はいろいろあるんだけど、考えていて特に思ったのは、「楽しむこと」がこの選択肢の中に同列にあるのはおかしいんじゃないか、という事。
 「楽しむ」ことはそれ自体が目的でありゴールであって、他の項目は全て「楽しむ」ための手段なんじゃないか?

 そう考えると、人生で行う行動の全ては、最終的に「楽しむ」という目的に収束するような気がしてきた。
 つまり、人生において「楽しさ」は全てに優先するという結論になる。

 朝の通勤電車に乗るのは「仕事をする」という目的の為の手段の一つで、「仕事をする」のは「お金」を得るという目的の為の手段で、「お金」は世の中のあらゆる目的の手段となり得るが、お金を使って飯を食うのも、本を買うのも、家や車を買うのも、全て目的をたどって行くと最後には「楽しむ」という目的に収束する。
「楽しむ」のは何の為の手段?と考えると、その先はちょっと思いつかない。
せいぜい「人生を充実させる」とか、抽象的な話になるだろうか?


 「楽しさ」が優先順位の最上位とすると、「生活の大半の時間を、全く楽しくない仕事に費やす」という行動は、全く持って本末転倒のように思える。
なぜ、大半の人がそのような生活を送っているのか。

 これはある意味、「楽しさの投資」なんじゃないかと思う。
今得られるハズの楽しさを切り崩して「仕事」という行動で塗りつぶす事で「お金」という手段を得て、今後「楽しさを得られない状況に陥るのを防ぐ」もしくは「より大きな楽しみを得る」というリターンを狙った先行投資。
それが仕事なんじゃないか。


 「仕事」を「楽しさの先行投資」、「投資する銘柄」を「勤める会社」とした場合、今の日本には利回りが悪い銘柄が多すぎる。
 仕事が楽しいと感じるのであれば、それほど大きな「楽しさ」を投入せずにリターンを得られている幸せな状況だと言えるが、仕事が苦痛と感じているのであれば、多大なる「楽しさ」を投入し続けている事になる。

 楽しくもない仕事を40年間も続け、ようやく残ったのが「そこそこの貯金と老化して衰えた体、十余年の余生」なんて事になれば、投資としては最悪、それこそ本末転倒。

 果たして自分が投資している「楽しさ」に見合うだけのリターンを得られているのか、一度よく考えてみたほうがいいかもしれないねえ。

ラベル:仕事
posted by ryo4071 at 17:16| Comment(0) | 仕事 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:

×

この広告は180日以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。